1/64 京商 ニッサンレーシングカーコレクション R381

ミニカーです。
IMG_2588_convert_20170127092410.jpg

IMG_2592_convert_20170127092421.jpg

IMG_2593_convert_20170127092537.jpg
今回紹介するのはR381です。67年の第4回日本グランプリで敗れた日産ワークスは、R380の次のステップとして大排気量のビッグマシン投入を考えました。そこで開発されたのがR381です。1・2号車はグループ6規定に合わせ、ガルウィングドアをもつクローズドボディで製作されました。その後日本GPの車輌規定が改訂され、北米のCan-Amシリーズで主流だったグループ7規定の参加も可能になったため、オープン仕様へボディの改造を行いました。屋根とヘッドライトを取り払い、タイヤルームのあったリアエンドを短くカット。車体重量が軽減され、クローズドボディでは不安のあった直進安定性も向上しました。
鋼管スペースフレームシャーシは大排気量化に見合うよう太いメインパイプを使用し、アルミハニカムパネルを接着して剛性を強化しました。サスペンションはワイドトレッドタイヤの装着に合わせて、強度やジオメトリーを設定しました。
エンジンは日産初のビッグエンジン、5リッターV型12気筒 のGRX-1型を搭載する予定でしたが日本GPまでには開発が間に合わないため、Can-Amシリーズで普及していたシボレー製5.5リッターV型8気筒を代用することになり、輸入ブローカーのドン・ニコルズを通じてムーン社にチューニングを依頼。出力450馬力以上、という加速力が武器となりましたが、テスト走行では油圧低下などのトラブルが続出し「ガラスのエンジン」と呼ばれました]。R381の最大の特徴は、開発責任者の桜井眞一郎が考案したエアロスタビライザーと呼ばれる高層型可変リアウィングです。アメリカのシャパラルが先鞭をつけたものですが、日産の場合はリアウィングを中央から左右に分割して別個に動かすことで、左右リアタイヤの接地バランスの補正も意図しました。リアサスペンションにロール検知用のシリンダーを備え、コーナリング中車体がアウト側にロールするとイン側の油圧式シリンダーが作動し、イン側のウイングが立って荷重が懸かるという仕組みでした。また、ブレーキング時には左右両方のウィングが立ち、エアブレーキとしても機能した。コーナーでウィングが羽ばたくように動く様から、R381は「怪鳥」の異名をとることとなりました。68年開催の'68日本GPには、高橋国光、北野元、砂子義一の3台がエントリーしました。予選は高橋、北野が1-2位。決勝レースでは高橋はホイールトラブルでリタイア、砂子はオーバーヒートで遅れますが、北野が独走で優勝。R38シリーズとしては2年ぶり、日産自動車としては初の日本グランプリ制覇を成し遂げました。後継モデルのR382の開発にシフトする過程で、R381は計画通りGRX-1型エンジンを搭載し、オール自社製マシンのR381-IIへと生まれ変わりました。R380用のGR-8を2基組み合わせたGRX-1は、520馬力を発生しました。ボディ形状も見直され、タイヤ幅はよりワイドになり、エアロスタビライザーの効果を高めるため、ウィングはより高い位置に設置されました。R381-IIは68年からテストを行い、69年のフジスピードカップでデビューし、北野元が優勝します。このレースでは日産自動車とタキレーシングが松竹配給映画『栄光への5000キロ』の撮影に協力しており、劇中では石原裕次郎演じる主人公がR381に乗り、日本GPに出場するという設定でした。次いで富士300kmにエントリー。オイルクーラーをフロントからリアエンドに移設し、エンジン吸気管にインダクションポッドを取り付けました。NETスピードカップにも出場しますが、この頃可変ウィングが禁止されたため、ウィングを取り払いリアスポイラーを付けての参戦となりました。R381の走行安定性は前年の日本グランプリ時より劣り、予選でトヨタ・7に先行を許し、決勝でもトヨタに敗れ、これがR381最後のレースとなりました。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

時計
プロフィール

ウイングロード乗り

Author:ウイングロード乗り
きよと申します。よろしくお願いします。
性別 男
年齢 想像にまかせます。
趣味 クルマ ミニカー ももちゃんと遊ぶ 映画観賞 ドラマ 音楽

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カウンター
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
車・バイク
256位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
ミニカー/模型
7位
アクセスランキングを見る>>
カテゴリ
.main_menu_fold { margin-left:10px; /* 全体の左の余白 */ } /* 親カテゴリ */ div.main_list_parent { font-weight:normal; /* 文字の太さ (太くしたいならbold) */ margin-bottom:5px; /* 下の余白 */ } /* 子なしカテゴリ */ div.main_list { font-weight:normal; /* 文字の太さ (太くしたいならbold) */ margin-bottom:5px; /* 下の余白 */ } /* 子カテゴリ */ div.sub_list { background-image: url("http://blog-imgs-19.fc2.com/1/0/p/10plate/branch.gif"); /*ツリー画像 */ padding-left:20px; padding-top:2px; padding-bottom:2px; background-repeat: no-repeat; background-position: left top; } /* 子カテゴリ (最後尾) */ div.sub_list_end { background-image: url("http://blog-imgs-19.fc2.com/1/0/p/10plate/branch_end.gif"); /*ツリー画像(最後尾) */ background-repeat: no-repeat; background-position: left top; padding-left:20px; padding-top:2px; margin-bottom:10px; /* 下の余白 */ } /* ▲親子カテゴリ (折りたたみ) ▲ */